ビジネス英語 英文メールの鉄板表現 「余力がない」

この「英文メールの鉄板表現」では、私が同僚のアメリカ人のメールからパクった、鉄板表現を用途ごとに紹介し、読者の英文メールを書く時間の大幅な削減をお手伝いしたい。

余力がない

矢のように降ってくる仕事や依頼事項に埋もれている方は多いはずだ。しかも、それが英語でのやりとりとなると煩わしいことこの上ない。忙しい時に限って、追加であれやこれや頼まれて、「今はできません」と押し返したいという時は誰にでもある。ただ「できません」というより、「やってあげたいんだけど、今はその余裕がないのでできない」と、せめてやんわりと断りたいという時が私もよくある。そんな時に「〜する余力がない(don’t have the bandwidth to)」は使える便利な表現だ。

I don’t have the bandwidth to get it fixed.
今はその問題を解決する余力がありません。
We currently don’t have the bandwidth to scrub all the data.
全てのデータをきれいにする余力は、私たちには今ありません。

もう少し対象を大きくして、全体的な「人員の不足感」を強調したい時は、”constrained bandwidth”とか”resource constraints”というのも便利表現なので、使用例を以下に紹介する。

Due to constrained bandwidth of our IT team, this new tooling will not be available until mid February.
IT部門の要員不足のため、この新しいツールは2月の下旬までは、まだ使用することができません。
Due to resource constraints, a set of robust test cases were not performed.
人員不足のため、十分のテストを実施することはかないませんでした。

まとめ

今回は、忙しい人に作業を依頼する時に、ちょっと頼み方をマイルドにする表現として、以下の表現を紹介させて頂いた。

  • don’t have the bandwidth to (〜する余力がない)

なお、例文の殆どは私が実際にアメリカ人から受信したメールからの抜粋だ。私IT企業のファイナンスやセールスオペレーションでの経験が長いので、同じ職種の方は、ほぼ丸パクリできるケースもあると思うので、お役に立てれば幸いである。

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